京急沿線エリアレポート9回:弘明寺
史跡と自然が融和し、暮らしやすさが魅力の街。弘明寺。
神奈川県の首都とも言えるミナト横浜。その横浜駅まで京急線で約11分。副都心の上大岡駅まで1駅約2分。横浜市営地下鉄ブルーラインも利用可能な弘明寺駅を最寄駅とする弘明寺エリアは、下町情緒漂う商店街がある暮らしやすい街です。 駅名の由来ともなっている弘明寺は、横浜最古の名刹であり、瑞應山蓮華院と号する高野山真言宗の寺院です。本尊の木造十一面観音立像(通称「弘明寺観音」)は、国の重要文化財にも指定され、この周辺地域の象徴的な存在となっています。
弘明寺エリアの歴史を見てみると、江戸時代から明治時代まで弘明寺周辺エリアは弘明寺村とよばれ寺院を中心とした門前町でした。
昭和5年に湘南電気鉄道が黄金町ー浦賀・湘南逗子を開通した際に「弘明寺」駅として開業しました。1914年(大正3年)には鎌倉街道上を走る路面電車も利用可能となっていました。こうした鉄道の開通とその立地環境の良さから急速に栄え、弘明寺駅付近から鎌倉街道にかけて東西に伸びる弘明寺かんのん通りは商店街(弘明寺商店街)として発展していくことになります。1956年には270mにおよぶアーケードが架けられ、当時、東洋一のアーケード街と言われました。2001年(平成13年)に架け替えられ、現在では312mの長さを誇っています。
アーケードや周辺の街並みには、どことなく下町情緒が漂い、横浜周辺の中では比較的物価も安く、商店や道ゆく人々は暖かくて人情味溢れた雰囲気があります。
弘明寺かんのん通り商店街の中ほどを横切る大岡川に架かる観音橋から井土ヶ谷駅近くの鶴巻橋に至る川沿いは、「大岡川プロムナード」と呼ばれる桜並木になっていて、桜開花の季節になると地元の花見客らで賑わいます。
豊かな自然に恵まれ、生活利便施設と大都市圏へのアクセスが快適な街。
弘明寺エリアは駅東側の弘明寺商店街を抜けて、鎌倉街道を超えると大岡公園や横浜市立横浜総合高校があり、その南東側に戸建てを中心とした住宅地が広がっているます。数多くの公園や緑地が点在する住宅街は、横浜エリア独特の丘陵地の変化に富んだ地形により美しい街並みを作り出しています。 京急線弘明寺駅に隣接する弘明寺公園のある駅西側は、中里方面に向かってやや勾配のきつい高台の住宅地となっていて、景色の良い雄大な眺望を満喫できる分譲住宅地が広がっています。駅周辺には大手デベロッパーを中心としたマンションも多く供給されていますが、全体的に見ると戸建てのマーケットとしても充実していることがわかります。
京急線弘明寺駅からは、前述したように横浜や上大岡へ15分以内でアクセス可能なので、通勤や通学だけでなく、ショッピングや行政施設の利用の際も快適です。京急線の隣駅の上大岡駅周辺には京急wingやミオカなどがありますが、駅の北西を走る平戸桜木道路沿いにはマルエツ六ッ川店が、南側の別所にはイトーヨーカドーがあり、車の利用も含めると大変便利な環境です。
横浜横須賀道路の別所インターが至近で、市営地下鉄線と並行して走る鎌倉街道の利用によって、横浜方面や三浦方面へも快適にアクセスできます。
下町情緒漂う成熟した街並みと、気さくな人情味溢れた街の人々が織り成す横浜の丘陵地での暮らしは、その高い商業利便性・交通利便性と治安の良い環境、リーズナブルな物価などと相まって、子育て世代や若い世代を中心に横浜市内のなかでも高い人気を誇っています。
京急線弘明寺駅と市営地下鉄線弘明寺駅を合わせた1日の乗降者数が約5万人と、近年も増加傾向にあることからもうかがえます。
きめ細かい子育て支援と地域ケアシステム。
弘明寺エリアは横浜市南区に属するが、横浜市の子育て支援、地域支援行政を推進・サポートする地域支援施設が充実していることも特筆されます。横浜市では、平成24年8月に成立した子ども・子育て関連3法に則り、平成27年4月から「子ども・子育て支援新制度」をスタートしています。 これを受けた南区の子育て支援事業では、その支援拠点である「はぐはぐの樹」を運営し、出産支援、育児支援をおこなっているが、その「はぐはぐの樹」は、まさに、弘明寺駅からすぐの弘明寺商店街の中に交流スペースがあり、働くご夫婦にも便利な環境だ。「はぐはぐの樹」では、育児の相談ができ、子育ての情報も集まっていて、子育て世代の親御さんの心のケアにも気を配っています。
また、親子のつどいの広場として、さくらザウルス 蒔田ひろば、さくらザウルス 六ツ川ひろば、つどいの広場 えの木をNPO法人などの市民活動団体が運営し、弘明寺エリア内で親同士の交流・情報交換・子育て相談、一時預かりなどのサポートを行なっていることも注目されます。
また、弘明寺エリアはその歴史的背景から高齢者も多く、地域としての高齢者対策、防災対策にも行政との連携の充実が見受けられます。
横浜の丘陵地エリアの特性でもある住宅密集地や崖地域での、地震対策や土砂災害時に開設する避難所の環境改善、「ご近助講座」等出前講座実施、 「音声情報システム」を活用した自治会町内会との効率的・効果的な情報伝達体制の確立をめざしています。
あわせて、地域住民の健康対策にも予算を割いていて、南区医師会の協力による認知症サポート医を中心とした体制づくり、 課題把握と効果的な早期対応の取組の検討、ウォーキング日記の配布等による運動習慣の定着促進、スポーツへの関心を高めるための体験イベントの実施、幼稚園児・保育園児等へのスポーツ啓発イベント「あつまれ!みなっちげんきっず」の開催、大岡川プロムナード等魅力的な歩行空間の整備などを実施している。南区4大まつりといわれる桜まつり、南まつり、いきいきふれあい南なんデー、文化祭を開催し、地域住民との触れ合いや地域の象徴「さくらの木」を中心とした魅力発信・賑わいづくりをおこなっています。
このような取り組みを見てみると、単に交通アクセスや商業利便性の高さだけでなく、マイホームとして居を構える地域住民が楽しく、安全に、安心して暮らせる様々な地域行政の取り組みが評価され、横浜市内でも屈指の人気住宅地としての発展を続けているのかもしれないと思われます。
主な助成制度(平成29年度7月時点。変更となる場合があります。)
横浜市南区在住の妊婦さん・ひとり親家庭への支援 | |
※ 補助金額は条件等により異なります。
横浜市南区エリアの主要データ
交通アクセス | 京急本線 弘明寺駅、横浜市営地下鉄線 弘明寺駅 |
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所在地 | 横浜市南区 |
区の総面積 | 横浜市南区:12.67km2 |
人口(平成29年8月31日現在) | 横浜市南区:198,939人 |
世帯数(平成29年8月31日現在) | 横浜市南区:105,646世帯 |
昼夜の人口(平成12年度現在) | 横浜市南区:昼間人口:149,145人 / 夜間人口:194,126人 |
持ち家率 | 横浜市南区:55.8%(平成25年度国勢調査) |
公園・緑地 | 緑被率 (平成26年度):横浜市南区:14.4% 都市公園面積 (平成26年7月15日現在):横浜市南区:427,977㎡ |
弘明寺エリアは私たちが担当させていただきます!
京急グループの一員、そして住まいのプロとして、お客様の信頼に応える上質のサービスを提供します。
不動産の売却・購入に関して、お客様にとって最良の結果になるように日々努力しています。何かありましたら是非、ご相談ください。きっと、いいアシストをします!