京急沿線エリアレポート8回:上永谷
横浜市港南区の丘陵地に豊かな自然と調和する計画的に開発されたニュータウン、上永谷。
横浜南部の中心的な商業拠点である上大岡と再開発が進む戸塚の間に位置し、ラッシュ時も快適な横浜市営地下鉄ブルーラインが利用可能である上永谷エリア。当エリアは環状2号線を境に東側に位置する上永谷エリアと西側に位置する丸山台〜日限山・野庭町エリアで形成されています。 計画的に開発され、ゆったりとした街並みと豊かな自然に恵まれた環境は、子育て世帯を中心に高い人気を保っています。
交通アクセスを見てみると、横浜市営地下鉄ブルーライン「上永谷」駅を利用し、横浜駅へ直通約20分。都心へも約1時間でアクセス可能です。
また、環状2号線や横浜横須賀道路、鎌倉街道へも至近なので、車での移動も快適です。
横浜市営地下鉄ブルーライン「上永谷」駅には、イトーヨーカドーをはじめ、豊富な商店が出店していますので、日常のショッピングや飲食など困ることはありません。上永谷駅前で、ほとんどの買い物ができてしまうので、忙しい主婦には嬉しい環境と言えます。
上永谷エリアの歴史を見ると、現在の横浜横須賀道路の付近を境として東側が武蔵の国、西側が相模の国であったと言われていて「武相国境」と呼ばれていました。現在の鎌倉街道に当たる「かまくらみち」が重要な交通路としての役割を担っていたと言われています。
江戸時代になると、永谷郷に属し、1889年(明治22年)4月、相模国鎌倉郡永谷村、上野庭村、下野庭村のそれぞれ全域と、平戸村の飛地が合併して、永野村となりました。1936年(昭和11年)10月に永野村は横浜市に編入され、南区の時代を経て1969年(昭和44年)10月に港南区に編入されました。
戦後、京浜エリアの発展に伴い、横浜近郊を中心にベッドタウン開発が進んでいくわけですが、当エリアでは1979年の京急不動産による「港南丸山台ニュータウン」の開発分譲を皮切りに、大手開発デベロッパーを中心に大規模な街づくりが行われていくことになります。
川辺や森林公園が点在し、豊かな自然を満喫できる、暮らしやすく快適な住環境。
上永谷エリアを散策するとすぐに気づくのはその公園の多さです。 上永谷緑地や下永谷市民の森、丸山台公園や舞岡公園こぶし広場といった広大な緑地もさることながら、数ブロックごとに小規模な公園が点在しています。小さなお子様がいるご家族にとって、気軽にマイホームの近くの公園で遊ぶことができ、とても贅沢な環境と言えます。
また、環状2号線東側の上永谷エリアには平戸永谷川、西側には馬洗川の緑道が整備され、自然を愛でながら野鳥や昆虫類と親しむことができるのも、お子様の情操教育には嬉しい環境です。
こういった恵まれた自然環境に溶け込むように、上永谷、丸山台、日限山といった分譲地が広がっています。南東部の港南台へ続く野庭エリアには、公団を中心とした大規模団地が展開されており、若い世帯を中心に根強い人気を博しています。
近年では、上永谷駅とペデストリアンデッキで繋がり、上永谷駅両側の疎通性が高まったツインタワー「京急シティ上永谷L-ウイング」や、「クイーンズ・ガーデン」「コスモステーション上永谷」「シティクレスト横浜上永谷」といった最新の設備仕様を備えた美しいフォルムの大規模マンションが供給され、このエリアの景観を新しいものとしています。
様々な子育て支援施設が充実し、子育て世帯に優しい街。
また、上永谷エリアを含めた港南区では、子育て支援行政の充実が特筆されます。横浜市では、平成24年8月に成立した子ども・子育て関連3法に則り、平成27年4月から「子ども・子育て支援新制度」をスタートすることとなりました。
これを受けた港南区の子育て支援事業では、子育て支援事業者の選定や支援事業拠点の整備など積極的に行政が関わることで、乳幼児の一時預かり、こども園や保育所の拡充、子育てサポートシステムの整備に取り組んでいます。港南区では横浜市港南区地域子育て支援拠点「はっち」「ひまわりひろばあっぷっぷ」等の運営を支援するとともに、横浜子育てサポートシステムをきめ細かく、地域にて展開しています。
これらの成果もあって数多くの保育園や、幼稚園が営業することとなり、待機児童の減少を実現しています。働くママやパパには嬉しい環境といえますね。
また、結婚や育児への助成金の支給にも積極的で、小学校3年生までの通院医療費や中学校卒業までの入院医療費の全額補助などを行っています。
一方、来るべき高齢者社会への対策にも配慮し、地域の交流拠点「コミュニティールーム・ここ」や港南区民活動支援センター「さわやか港南」などコミュニテー施設の運営を行うことで、地域の情報共有・交流を推進しています。
さらに、都市型のベッドタウンの責務としての防災対策にも積極的で、地域の自主防災懇談会を作り、地域防災拠点、学校児童が一体となって、防災意識向上のイベントを行うことで地域住民参加型の防災対策を目指しています。公立小中学校の耐震化率100%を実現し、地域で暮らす子供達の安心と安全にも配慮しています。一般住宅については、横浜市木造住宅耐震改修促進事業として、増改築への助成金の給付や1981年5月以前の木造住宅への耐震改修工事への助成なども行っています。
戦後の高度経済成長の過程で、地価高騰等の理由により、郊外型ニュータウン構想が展開され、数多くのベッドタウンが生まれてきました。
しかし、多くの郊外型ニュータウンが人口流出にあえいでいる現在において、上永谷エリアは、今も色あせず、暮らしやすく子育てに優しい街として高い人気を維持していることを見ると、地域行政と民間事業者、地域住民の3身一体となった街づくりがいかに重要であるかがわかります。
この地における街づくりは、来るべき少子高齢化時代に向けてのモデルケースと言えるのかもしれません。
主な助成制度(平成29年度7月時点。変更となる場合があります。)
港南区在住の妊婦さん・ひとり親家庭への支援 | |
※ 補助金額は条件等により異なります。
エリアの主要データ
交通アクセス | 横浜市営地下鉄ブルーライン 上永谷駅 |
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所在地 | 横浜市港南区 |
区の総面積 | 横浜市港南区:19.90キロ平方メートル |
人口(平成29年5月1日現在) | 横浜市港南区:214,018人 |
世帯数(平成29年5月31日現在) | 横浜市港南区:98,576世帯 |
昼夜の人口 | 横浜市港南区:昼間人口:173,691人 / 夜間人口:221,411人 |
持ち家率 | 横浜市港南区:65.4%(平成29年6月7日) |
公園・緑地 | 緑被率 (平成26年度):横浜市港南区:22.1% 都市公園面積 (平成28年3月31日現在):横浜市港南区:795,521㎡ |
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