京急沿線エリアレポート2回:金沢文庫
横浜と丘陵地の織りなす豊かな自然と鎌倉時代に遡る歴史ある街、金沢文庫。
金沢文庫は、横浜市南部の京浜急行線能見台駅南側と金沢八景駅の間にあたるエリアに位置し、横浜市金沢区の中心的な役割を担う街として栄えてきました。 横浜・東京方面へのアクセスと横須賀・三浦方面へのアクセスともに優れているため、都心部への通勤や通学に便利で、横浜南部のベッドタウンとして世帯数も増加傾向にあります。
この地の名称となっている「金沢文庫」という地名の由来は、神奈川県横浜市金沢区金沢町142にある「神奈川県立金沢文庫」にあります。
金沢文庫は、金沢流北条氏が領し、その後、館や菩提寺である称名寺を建立。本拠地として発展し、家名の由来となった地である武蔵国久良岐郡六浦荘金沢郷に所在したことが名称の由来であるといわれています。
明治30年(1897年)に伊藤博文らによって称名寺大宝院跡に再建された金沢文庫は関東大震災で焼失してしまい、昭和5年(1930年)8月に図書館令に基づき神奈川県の運営する最初の県立図書館として復興再建されました。平成2年(1990年)に新築され、現在は鎌倉時代を中心とした所蔵品を保管・展示公開する歴史博物館となっています。
金沢文庫エリアの最寄り駅は京浜急行線の金沢文庫駅となっていて、西方の内陸部に釜利谷エリア、東方の臨海エリアは西柴、金沢町となり、海の公園などがある八景島へと続いています。
釜利谷町(かまりやちょう)は、神奈川県横浜市金沢区南西部に位置し、鎌形の谷を思わせる独特の地形から地名となったと言われています。 隣接する釜利谷西、釜利谷東、釜利谷南エリアがあり、現在では、その独特に地形を活かした住宅地開発が進み、美しい丘陵地の街並みを醸り出しています。
1800年代の後半に六浦荘村となり、1936年に横浜市磯子区に編入されました。
第二次世界大戦を経て終戦後の1948年に金沢区が磯子区から分区。釜利谷は金沢区の一部となりました。1979年(昭和54年)4月に金沢文庫駅と洋光台駅・京急富岡駅とを結ぶ路線バスが運行を開始したことにより急速に発展していくことになります。
人口の増加に伴い、横浜市立西金沢中学校、神奈川県立釜利谷高等学校、横浜市立釜利谷中学校、横浜市立釜利谷南小学校が次々と開校し、横浜南部を代表する教育レベルの高いベッドタウンとして発展していきました。
1992年に釜利谷東が、1993年に釜利谷西と釜利谷南が新設されました。
釜利谷西エリアには、夏山団地(1〜3丁目)や野村不動産金沢文庫住宅(4〜6丁目)が、釜利谷南エリアには、金沢文庫パークタウンやニューライフ金沢文庫など、一戸建てを中心とした開発分譲地が広がっています。
また、釜利谷南エリアには、1986年に関東学院大学金沢文庫キャンパスが開設され、関東学院大学文学部が使用するほか、グラウンドや野球場も整備され、数々の全国大会等で優秀な成績を挙げています。
自然を満喫し、家族みんなが楽しめる観光スポットが豊富なシーサイドタウン。
釜利谷町自体は、そのほとんどが金沢動物園や金沢市民の森といった森林や緑地で占められ、民家はなく居住している人はいません。 金沢文庫エリアは北部に位置する能見台エリアにつづく丘陵地エリアと、南部の金沢八景、東部の金沢シーサイドラインが走る柴町エリアを代表とする海浜エリアを有し、それぞれ地の利を生かした森林公園や海浜公園が営業しています。
釜利谷エリアでは金沢自然公園(横浜市立金沢動物園)や釜利谷市民の森が、海浜エリアではベイサイドマリーナや海の公園、八景島シーパラダイス、野島公園などがあり、休日には横浜エリアだけでなく遠方からも多くの行楽客で賑わいます。
雄大な自然に恵まれた環境は住宅地としてだけでなく、一年を通して家族皆さんで楽しめる行楽エリアとしても高い人気を誇っています。
横浜の丘陵地の暮らしと金沢八景へと続くシーサイドライフを満喫できる街。
金沢文庫エリアの最寄駅である京浜急行線金沢文庫駅周辺は、長期的に見ると駅隣接地での再開発の計画はあるものの、昔ながらの風情を残した住宅地や商店街が親しみやすい雰囲気を作り出し、住まう人の日々の暮らしを彩っています。 金沢文庫駅東側のすずらん通りは数多くの商店が出店しており、飲食店から雑貨店まで幅広いジャンルの店舗が揃っています。付近を通る横須賀街道や笹下釜利谷道路沿いには、大手の流通店舗も出店しており、日常生活の利便性はとても高いと言えます。
住宅地として見てみると、豊かな木々の自然を感じられる釜利谷周辺の高台丘陵地の住宅地や、潮風を愛で、シーサイドライフを満喫できる町屋町、泥亀といった平潟湾に望むエリアなど、ご家族のライフスタイルに合わせた選択ができる理想的な環境と言えます。
子育てに優しい街=充実した子育て支援行政が嬉しい金沢区。
子育てに優しい街(金沢区の支援行政関連)
横浜市金沢区は、その行き届いた地域行政が人気のエリアですが、なかでも、子育て支援について様々な試みが行われています。金沢区内には子育て拠点(サロン)が19ヵ所、育児サークルが34ヵ所もあります。
育児サークルは活動費として年間1万円までの補助(書類審査あり)を受けることができ、子育て支援者による育児相談も充実しています。
横浜市社会福祉協議会の横浜子育てサポートシステム金沢区支部による数々のサポート情報により子育てを通じて大人も楽しみ、成長できるシステムをテーマに数々の試みを行っています。
主な横浜市金沢区の各種支援・補助金制度
横浜市金沢区内在住の妊婦さん | 妊娠した方へ:母子健康手帳や両親教室、妊産婦の健康相談 |
横浜市金沢区内在住の子育て支援制度 | 乳幼児の健康:乳幼児健康診査、乳幼児歯科相談 |
予防接種:子どもの予防接種 |
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地域での子育て支援:子育て中の方に対する様々な育児相談 |
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保育所・保育施設:金沢区内の保育施設のご紹介や申し込み方法 |
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金沢区公立保育園の育児支援:公立保育園で育児支援を実施 |
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児童手当:中学校修了前までの児童を養育する家庭に対する経済的な援助について |
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地域子育て支援拠点:親子の居場所や子育て情報の提供、子育ての相談等を実施 |
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金沢区健やか子育て連絡会:子どもが健やかに成長し、養育者の方が安心して子育てができるように、話し合いなどを実施 |
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あかちゃんの駅:子育て中の方々が、授乳やおむつ替えの場所として、金沢区内の保育施設をご利用可能 |
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健康保険に加入しているお子様の医療費の助成 | 小児医療費助成:健康保険に加入しているお子さんが、病気やけがで医療機関に受診したときに、保険診療の一部負担金の助成 |
医療給付制度:慢性疾患をお持ちのお子さんや、身体の発育が未熟なままで生まれた赤ちゃんの医療費を給付 |
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ひとり親家庭への支援 | |
その他 子育てに関する関連リンク | |
キラキラかなざわっこ 子育て情報 (金沢区地域子育て支援拠点「とことこ」) |
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キラキラかなざわっこメール (子育て情報メールマガジン) |
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ヨコハマはぴねすぽっと(こども青少年局) |
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災害時要援護者支援ガイド(作成の手引き) |
高速道路のインターが至近で、車での移動も快適な金沢文庫エリア。
金沢文庫エリアの魅力は京急線を使った電車での移動が便利なだけではありません。横浜横須賀道路「堀口能見台」のインター入口や臨海エリアでは首都高速湾岸線の幸浦インターも利用でき、横浜中心部へ、車で約20分でアクセスできるなど車での移動も快適です。
金沢区エリアの主要データ
交通アクセス | 京急本線 能見台駅、金沢文庫駅及び金沢八景駅 |
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所在地 | 神奈川県横浜市金沢区 東西距離:6.25km、南北距離:8.60km |
区の総面積 | 30.68キロ平米 |
人口(平成27年9月1日現在) | 202,579人 (男性:99,358人、女性:103,221人) |
世帯数(平成27年9月1日現在) | 88,108世帯 |
昼夜の流入流出人口 | 流入人口:51,079人 / 流出人口:64,613人 |
持ち家率 | 76.4%(平成21年度) |
公園・緑地 | 緑被率 ( 平成26年度):31.5% 都市公園面積 (平成26年度末):292.9ha |
金沢文庫エリアは私たちが担当させていただきます!
京急グループの一員、そして住まいのプロとして、お客様の信頼に応える上質のサービスを提供します。
不動産検討は敷居が高いと思われがちで、お店にも入りにくいと言われます。「京急すまいるステーション」金沢文庫店では不動産の検討を身近に感じていただきたいと考えておりますので、お気軽にご来店、お電話ください。物件の良いところだけでなく、また、売ったほうがいいか?貸したほうがいいか?マイナス面の確認も重要です。「こんなコト聞いたらおかしいかな?」って思ったことも遠慮せずに当社スタッフにお尋ねください。